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消えた女

投稿日:2018年4月9日 更新日:

消えた女

山道の端や山の頂上などで、小石や岩のカケラを積み上げたケルンを見かけることがある。

そのケルンには、それを積み上げた人それぞれのさまざまな念がこめられているといわれている。
実際、知友の息子さんが、そのケルンがらみの恐怖体験をしている。

ケルンがらみの恐怖体験

山梨県甲府市に住む太田常雄さん(仮名)は、夕方からはじまった友人の結婚式の打ち上げパーティーの終了後、会場のロビーでひと眠りし、酔いをすっかりさましてから駐車場に停めであった車に乗って帰路を急いだ。時計の針はもう午後日時を回ろうとしていた。

案の定、曇り空から小雪がぱらぱらと舞い落ちてきた。ちょうど、甲府方面からきて有料道路・御岳昇仙峡線に入る手前にあるY字路を左に入ったとき、雪はみぞれ混じりの雨に変2000年四月。

わり、たちまち路面が濡れはじめた。タイヤのスリップを懸念した太田さんはスピードを落とし、慎重にハンドルを握りなおした。

ふと路肩に目をやったとき、だれの手によるのか、小さな石が積み上げられた、約印センチくらいのケルンが作られていた。

そばに供えられた花束がみぞれ混じりの雨足で小刻みに、あたかも何かを告げているかのように揺れている。

一瞬、太田さんを奇妙な感覚が襲った。
と、そのときだ。

ヘッドライトの中に、ふってわいたように色白の女性が浮かび上がった。

年のころは却代くらいだろうか。黒い質素なツーピース姿だ。真冬だというのにコートを着ていない。

女性はみぞれが降る中、傘もささずにたたずみ、表情で手を上げていた。

「こんな所に、なんでひとりで立っているのだろう。夫婦喧嘩でもして、永から飛び出してきたのだろうかいや、そんなはずはない。近くに民家などないし、駅もない。みぞれが降る中、この女性はいったいどこからやってきたのだろう」

周囲の状況から考えて、なんとなく奇異な感じがしたが、そのまま放っておくわけにはいかない。

太田さんは停車し、ドアを開けて乗せた。女性は無言で、あいかわらず無表情のままだった。濡れた髪が額や頬にへばりついていたのに、ぬぐおうともしないで、じっと座席に座っている。

「どちらに行けばいいですか?お送りしますよ」
車を発進させながら、太田さんは優しく声をかけた。ところが、返事がない。不審に思ってバックミラー越しに後部座席の様子をうかがった。

『いない』あろうことか、確かに今、乗せたはずの女性の姿が、車内のどこにもないのだ。

びっくりした太田さんは車を路肩に停めてから、もう一度後部座席を確認した。

やはり、いない。女性は、影も形もなくなっていたのだ。だが、落ち着いてよく見てみると、女性が座ったはずの座席のシー卜が濡れていた。

「確かに、あの女性を乗せたんだ。まさか幽霊じゃ」

そう思った瞬間、背筋にゾクッとした悪寒が走り、しばらく体の震えが止まらなかった。
帰宅するなり、この奇怪な体験を家族に話したが信じてもらえなかった。

その日の深夜のことだ。床についた太田さんは、急に胸のあたりに何か重い物でも乗せられたような息苦しさを感じて目を覚ました。

目を開けると、なんと車に乗せた女性がのしかかっていたのだ。びっくりして起き上がろうとしたが、体に力が入らない。隣に寝ている妻に知らせようにも声が出ない。

「助けてくれ」

起きようとする意思とはうらはらに恐怖ばかりが先行して、体がまったくいうことをきかない。

それでも必死でもがいているうちに、突然、女性の姿がスーッと消えて、自由になった。

そして、以後2日間、深夜になると、この金縛りが続いたのである。太田さんがあの路肩で見た小石のケルンは、事故の犠牲者の冥福を祈る墓標だったのだろうか。

そして、死を納得できず成仏できないでいる犠牲者の霊が、ときおり路上に出没しさまようのかもしれない。この奇怪な体験をして以後、太田さんは、このルートの走行は避けるようになったという。

アメリカが生んだ有名な都市伝説

アメリカが生んだ有名な都市伝説に、「都市伝説」関係の本の中で代表的なものといわれる、ジャン・ハロルド・ブルンヴァンの著書のタイトルにもなった消えるヒッチハイカーというのがある。

ヒッチハイカーを拾って目的地まで連れていくと、件のヒッチハイカーが消えてしまうという話だ。

たいてい、消えたあと、乗せていたはずのシートがびしょ濡れになっている。

消えるヒッチハイカー現象は、幻覚?

日本では、「タクシーに乗り込んでくる幽霊」として知られている。消えるヒッチハイカー現象は、幻覚や妄想あるいは、たんなる都市伝説にすぎないのだろうか。
いやすべてがそうとは言い切れない。

1958年7月8日深夜。流していたタクシーにひとりの若い女が乗り込んできた。

場所は、あの青山墓地だ。運転子は、川崎市まで女を運んだのだったが、ふとバックミラーを見ると、なんと乗っているはずの女の姿が消えているではないか日恐怖をいだいた運転手はあわてて交番に飛び込んだ。

警官がよく調べてみると、女は泥酔しており、椅子から滑り落ちてタクシーの床で眠っていたという。

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