ロイター通信が、仰天ニュースを配信
2006年8月にロイター通信が、仰天ニュースを配信した。
キング・オブ・ロックンロールとして讃えられている、エルヴィス ・プレスリーが「生きている」ことを発見したなら、賞金300万ドル(邦貨約3億 5000万円)を提供するという人物が現れた。
アメリカの映画制作者アダム・マスキーピッチさんと友人のプロデューサーが、「エルヴィスは、実は死んではいない」 という俗説を紹介するウェブサイトを開設し、一般からの情報提供を呼びかけたのだ。
ドキュメンタリー映画の宣伝が目的ではないか
周知のとおり、プレスリーは、 1977年8月に死去したとされている。
したがって、このサイトは、プレスリーが死んだのではなく、 実際は失跡したのではないか、という噂の真相を追うドキュメンタリー映画の宣伝を目的としたサイトなのである。
マスキーピッチさんは、これまで、関係者ら175人、さらには 多くのプレスリーブァンにインタビューを行ってきたという。
その結果、ファンの75%パーセントは、プレスリーは死亡したと確信しているが、残りの25パーセントが、今でもプレスリーが生きていると信じているそうだ。
実際、毎年命日には、プレスリlの大邸宅に、大勢のファンが駆け付けるという。一部の熱狂的なファンたちは、「エルヴィスは 今も生きている」と噂してやまないそうだ。
それでも根強く残るプレスリー生存説
プレスリー生存説の噂の根拠とは、いったい何?
理由1
主として、搬送された病院スタッフがとった不審な行動と、葬儀にまつわる矛盾などがあげられている。
つまり、「なぜ、あんなに早急に葬儀が行われたのか」という疑問に対する回答がまったくなく、またそうした疑問についても追求されず、関係者も沈黙したままなのはおかしいというのだ。
理由2
生存説を信じる理由のもうひとつは、墓石に刻まれているプレスリーのフルネーム。
プレスリーのミドルネームが正式には「Aron」 とされるべきなのに、なぜか「Aaron」となっている。それも疑問 の対象となっているのである。
まとめ
300万ドルもの賞金のスポンサーとなったのは、英国のブックメーカー 『 ウィリアムヒル。同社の広報担当グレアム・シャープ氏によれば、これまで扱ってきた商品の中で最も奇抜なアイディアだとされている。
シャープ氏は、「エルヴィスが生きている確率は1000分のlくらい。生きていれば、70歳を過ぎた老齢の男性で、ファンの頭の中に焼き付いている姿とは別人になっているはずです。
本当に見つかったとしても、彼自身、プレスリーであること を否定すると思います」とコメントしている。
「プレスリー生存説は、米ポップカルチャーの歴史における最大のいたずらだと考えます。こんな説を主張して何かメリットがあるのでしょうか?また、生存していることを証明するものがあるのでしょうか?」
同ウェブサイトには、こう書かれている。件のマスキーピッチさんは、プレスリー生存説については、 半信半疑らしい。
有名人の「死亡説」はよくあるが、「生存説」は少ない。
それだけプレスリーが多くのファンに愛されている証拠なのだろう。