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死体洗いのアルバイト

投稿日:2018年3月27日 更新日:

死体洗いのアルバイト

死体洗いのアルバイトの起源

恋愛小説あるいは不倫小説の大御所渡辺淳一氏の若い頃の作品に、ぶどう『葡萄』という短編がある。

そこに、以下のようなシーンがある。

「・・・どうして屍体の女性の身許を探るつもりになったのか、私にはうまく説明がつかない。

直接のきっかけは、もちろん解剖の途中に胃袋からぶどうの種を発見したからに違いない。

屍体のほとんどには胃袋に食物の残浮があり、固形物も珍しくない。

この女性にかぎって探るつもりになったのは、出てきたものがぶどうだったからだろうか。

あるいはそうかもしれない。だがそれは胃袋にあって格別不思議なものではない。石やら硬貨がでてきたのとはわけが違う。

結局、私は女性そのものに魅かれていたのに違いない。

何日間もホルマリン液につかっていた屍体から、生前の女性の顔を想像するのは無茶なことかもしれない。

だがその見た感じからでは、ほっそりとしてやさしげであった。すでに仏になっているから

そう思うのかもしれないが、顔は苦悶のあともなくおだやかであった。

私がこの女性に魅かれたのは、 ホルマリン液槽から私達の解剖台に運ばれてきた時からに違いない。

その瞬間から私はこの女性が気がかりであったのだ。

若くして何故死んだのか、何故行き倒れ者と一緒に学生解剖などに廻されてきたのか・・・。」

このシーンは、医学生だった渡辺淳一が、解剖実習で体験した事実を元にしているという。

死体洗いのアルバイトの真相

1965年頃の解剖実習は、こんなものだったようだ。

二度も出てくる 「ホルマリン液」に注目していただきたい。

この単語から当時の大学医学部の建物の様子や遺体安置の方法が想像できる。

つまり、医学部の建物の地下にホルマリンのプールがあって、解剖を待つ死体がぎっしり。

普段は底のほうに沈ん でいるのだが、なぜか浮き上がってくる死体がある。それを棒でつついて沈める。

解剖用に選ばれた死体は、直前に洗浄される。

こうした仕事はアルバイターに任され、かなり高額の報酬が支払われる。

まさに ノーベル賞作家大江健三郎の 『死者の奪り」 の世界そのままである。

が、大江が描いた病院の地下のホルマリン液のプールでのアルバイトは、1950年代はじめに立川基地で朝鮮戦争で犠牲になった米兵の死体洗いのバイトの噂が立って5年以上もあとのことだ。

そして、死体洗いのアルバイトの話は、1970年にベトナム戦争とともに再浮上し、 1980年代以降、「大学病院で」となる。

死体洗いのアルバイトの異論・矛盾点

いずれにせよ、死体洗いのアルバイトには異論がある。

病院の地下室にホルマリンのプールという実例がない。 ホルマリンは気化しやすい物質。密封せずにおいたら、どんどん気化してしまう。

さらにホルマリンは有毒物質。防護服なしでの作業は危険すぎる。

生物をホルマリンに漬けると防腐効果はあるが非常にもろくなるため、死体がボロボロになって解剖には使えない

安全上・倫理上あるいは法律上の問題からアルバイトなどに解剖用の死体の処理を任せることはまずない。

となると、病院の地下にホルマリンのプールがあって、高額で死体の洗浄作業をアルバイターに任せているという都市伝説は、現実には存在しないものなのだろうか?

実際に死体洗いのアルバイトを行った人の証言

ところが、死体洗浄のアルバイトをしたというA氏のこんなレポートがある。

「作業はふたり1組。刺激が強すぎて、稀に精神を病む人がでるためである。 柔らかいスポンジで丁寧に洗浄していく。l体7万円 。
1日2体が限度。なぜかは想像してください。仕事は、会うことのない斡旋業者経由。連絡は電話のみ」

正式には、病院や大学と契約した外部企業が一切を取り仕切っていることになっているが、こうした情報が漏れているということは、裏のルートでもあるということなのだろうか。

だが、 真相はこうだ。某医大に通っていた知人の息子の話であるが、医大は全国各地にごまんとある。

当然、需要に応じきれない。そこで隣の某大国から解剖実習用の死体が買い付けられているという。相場は、一体につき50万とのこと。

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