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テケテケの初期ヴァージョン

投稿日:2018年4月9日 更新日:

テケテケの初期ヴァージョン

テケテケとは

シーンと静まり返った夜の学校。
忘れ物を取りに教室へ向かうと、理科室の廊下のほうから音が聞こえて来る。

ショキン、ショキン、ショキン、テケテケ、テケテケ。

まるで鉄を閉じたり開いたり、何かが回転したりするような音が不気味に響く。

そっと、音がする理科室を覗くと、そこには・・・。と、いうような登場の仕方をすることの多い、学校の妖怪テケテケ

テケテケの特徴

右手には大パサミ、左手に血まみれの鎌。まで大きく裂けた口。

体は上半身しかなく、つま先に行くにつれて細くなっている。

つりあがった目に耳元下半身は幽霊のようにものすごいスピードで空を飛び、獲物を追いつめる。
捕まったら最後、両手の刃物でバラバラに切り刻まれてしまう。

テケテケの初期ヴァージョンの起源

さて、このテケテケ、元々は青森(北海道説もある)で起きたとされる、ある事故が原型にあるといわれる

真冬のある日、女性が走って来た電車に聴かれた。

北海道ヴァージョンでは、女性は除雪車に聴かれるという事になっている。

どちらにせよ女性は、上半身と下半身が車輪で分断された、見るも無残な姿だった。だれもが彼女は即死したと思った。

だが、真冬の寒い日、気温が低く、ために血管が収縮してしまったのか、瞬間冷凍状態になったのか、切断箇所からの出血はほとんどなかった。

そこに慌てて駅員が駆けつけると、彼女は自らの肘でずるつずるっと上半身を引きずりながら駅員に近づき、見上げながらひと言「助けて」といったそうである。

この話が示すように、テケテケは、最初、上半身のみの身体で、内臓を引きずったまま肘を使って歩く女性の姿をしていた。

その姿形から「ヒジカケ」や「ひじ子さん」などと呼ばれていた時期もあったようだ。

肘が床を叩く音から「コツコツ」または、「パタパタさん」と呼ばれていたこともあったようだ。

やがて、彼女の晦が小学生たちの間で広まるに連れて、刃物で武装するようになり、いつしか空まで飛ぶようになった

刃物で武装する様は、明らかに、小学生を含め、今の一部の青少年にとって当たり前の行動パターンである。

彼らはいう、「身を護るためだ」と。空を自在に飛ぶこともまた、彼らの夢である。
つまり、テケテケの変身ぶりは、今の青少年の欲求を具体化したにすぎない。

これが、テケテケの進化の経緯のようだ。ちなみにテケテケというコミカルな名前は、肘で歩くときの音からきている。歩くと、肘がアスファルトと「テケテケ」と音をたてるのだ。

テケテケの弱点

このテケテケには、弱点がある。
それは、「学校霊の一種と信じられているため、学校の外に出ることが出来ない」ということと、「一度スピードが出てしまうと、方向転換がきかない」ということだ。

もし、深夜に学校でテケテケに襲われたら、決して教室などの密室に逃げ込まず、一目散に校庭に逃げ出すのが一番。万が一、追いつかれら、テケテケに強い光を浴びせるのだ。テケテケは閣の中で強い光に弱いからだ。

ただ、現在も進化の途中にあるともいえるテケテケ、どんな防衛策をこうじるか不気味である。自らをヴァージョンアップして、我々の目の前に立ち現れる日は、そう遠くないのではなかろうか。

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