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アポロをめぐる陰謀説

投稿日:2018年4月10日 更新日:

アポロをめぐる陰謀説

ねつ造疑惑の始まりはインターネット

4,5年前のことになるか、アポロ計画の月着陸は、実は全て担造で、人類は月に行っていないという話がインターネット上で飛びかいヒートアップ。
すべてがアメリカ政府の陰謀だという、人類の偉業を真っ向から否定する噂が、世界中を席巻した。発端は、アポロの月面写真にまつわる疑惑からだった。

アポロが月面着陸していないとされる根拠

主だった疑惑を羅列してみると、真空ではためく星条旗

真空ではためく星条旗

月には大気がないから風など起こるわけがない。スタジオのセットで撮った風景だという。実際にはためく画像は静止画像と動画の2点ある。静止画像は旗がきちんと開くようにスプリングが入っており、聞く際に波うって見えたというわけだ。

旗を突き立てようとしてポールの部分を地面にねじ込んでいる。だから当然のごとく旗が揺れているのだ。
空が真っ暗で、星が写っていないスタジオのセットで撮ったから映っていないという星の光だが、現実には露出時間をうまく調節しないと、星の光は弱すぎて写真には写らない。

月面と背景の山の聞に境目が見える?

境目があるのは、背景に見える山がセットに描かれた絵である証拠だという疑惑だが、月は地球の4分のlの大きさしかない。当然、月の地平線は地球上よりもはるか手前に見える。遠くにある山は、下部が地平線の向こうに隠れてしまう。要するに、地平線の向こうに山が見えているだけの話

紙幅の都合で省略するが、これ以外にも、物体の影が違う方向に伸びている写真が何枚も存在するので、太陽以外の光源が複数存在するとか、パン・アレン帯を通過する際、大量の放射能を浴び、到底生きていられるはずがない、とかいう疑惑追究がウェブサイトを賑わしたがこれらはすべて妄説にすぎない。

アポロ着陸が事実だという一番重要な点

ひとつ重要なことを忘れてはならない。
アポロ打ち上げの様子は世界中に公開され、アポロの軌跡は世界中の天文台が、逐一追ったのである。空に何も飛んでいなければ、その時点で欺臓は暴かれていたはずだ。

アポロは、確かに地球の重力を離れ、地球と月が力学的に引き合う地点であるラグランジュポイントを通過し、地球の軌道を回った。

そして地球に帰還し、太平洋に着水したのである。それは各国の天文台が確認した、という動かしがたい事実である。

仮に月面着陸していないのなら、、、

仮にNASAが画像を担造して、アポロ計画をでっちあげたとしよう。とすると、アームストロング船長らが月から持ち帰ったという、地球にはない鉱物が含まれた「月の石」、7年間にわたって記録された「月震のデータ」を含む、多くの科学的データなど全てを狸造したことになる。

むろん、映画にまでなった「アポロ13号」の大事故もでっちあげということになる。いや、さらに重要な科学的事実を忘れてはならない。

そして、月面と背景の山とに境目が見えるそれはアポロ計画で月面に設置されたレーザー反射装置である。

この装置が存在し、機能しているからこそ、われわれは月と地球との距離を正確に測定できるのだ。
画像の疑惑からのみでアポロ計画を否定する疑惑追究者たちも、これらの科学的事実までは否定できないはずである。

結局、アポロは月面着陸したの?

それでも、まだ異論・反論がある。そもそもレーザー反射板は、正確に方向を合わせる必要のないもので、人為的でなくても、機体から月面に落とすだけでだけで設置可能な代物なのだという。

だから、それが設置されているからといって、人類が月面に降り立った証拠にはならないのだ、という。たしかに、レーザー反射板を設置しているシーンは公開されていない。そして、当時の技術で、本当に月面着陸が可能だったのか?という論議もまた根強く残っており、半ば都市伝説化しはじめている。

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