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トイレの花子さんの正体

投稿日:2018年4月9日 更新日:

トイレの花子さんの正体

トイレの花子さんの起源

学校の特定のトイレ(奥から3番目)に特定の方法(3回ノックして)で呼びかけると、だれもいないはずなのに、中から返事がある、というのが話の基本パターン。
細かい内容は噂のある学校ごとに異なる。

でも、花子さんのイメージは、赤いスカートをはいた、おかっぱ頭の女の子、というのが定着している。
1950年ころから話題になりはじめ、前年代には全国で噂になり、卯年代には「学校の怪談」として映画、アニメなど、さまざまな作品の題材になっている。

話の出所としては、休みの日でもいつも学校に来ていた学校好きの少女が、校内に潜んでいた変質者に追われて、校内の奥から3番目のトイレに隠れたところ、見つかって殺害されたとする話が元になっているといわれている。

トイレの花子さんの話

いずれにせよ、ヴァージョンがいくつもある話なので、代表的なものを紹介することにしよう。

ある小学校のトイレに、「花子さん」が出た。3階の女子トイレの3番目のドアを3回ノックして、「は!なこさん、遊びましょ」と呼びかけると、「はーい」と、返事が返ってきて、「何して遊ぶ?」と聞かれたので、「首絞めごっこ」というと、本当に首を絞められたという。

その日も3階の女子トイレをノックするものがあった。

「はなこさん、遊びましょ」という呼びかけにおうじて、「はーい」だれもいないはずの個室から返事が返ってきた。

やはり噂は本当だったのだ。個室の少女はこう続けた。
「何して遊ぶ?」ノックをしたものが答えた。「お医者さんごっこ」「えつ」明らかに動揺があった。

が、ドアがゆっくりと聞いた。「ひっ!」個室の少女、花子さんの顔が引きつった。
目の前に大人の男が立っていた。

アニメの「トイレの花子さん」がプリントされたTシャツを着て、両手に紙袋をさげ、銀縁眼鏡に伸びきった髪、脂の浮いた顔には薄笑いまで浮かべていた。

そして、花子さんの顔を見つめながら、こう催促した。「さあ、お医者さんごっこしよう」

トイレの花子さんの話は地方によってはヴァージョンが異なる

たとえば山形県では、トイレを出るときに「花子さん」と呼ぶと「ハーイ」と返事がある。やさしくいわれた人はかまわないが、地の底から湧きあがるような嫌な声で返事をされた場合は、何か起こるかもしれないので、注意したほう守かいいという。

島根県では、小学校のトイレに花子さんがいる。遊ばないと追いかけられるという。

神奈川県の横浜市では、男子トイレにヨースケさん、女子トイレにハナコさんという幽霊が出て、呼びかけて3秒以内に逃げないと殺される。

また、男子トイレの便器のまわりを3固まわって「ハナコさん」というと、血だらけの手が便器から出てくる。

ところで、気になるのが花子さんのルーツである。

花子さんのルーツは中国?

かわゃがみ国の周神・紫姑説を紹介しよう。
かぴれいしょく周の女神紫姑、名は何婦、字は麗明。大変な美人であったため、県知事第四(第二夫人)になるが、本妻の曹氏に嫉妬され、正月に周で殺されてしまう。天帝は何婦を哀れんで、周の女神・紫姑とした。以

後、紫姑は周で、戸を叩いて未来を予言する神霊になここではったという。

中国では、家の各部分や生活道具などが、そのまま神格化されてえ広んじかまどみのいる。

漢代の書物「准南子」には、門、井(井戸)、竃、戸、箕、帯、臼、杵などが叩られる対象としてあげられている。

また、非業の死を遂げた人物が祭相されて神格化されるのも一般的だった。

聞神、紫姑は、上述の二つの条件から成った神である。

特に、嫉妬深い正妻による妾の殺害ないし妾の自殺、あるいは憤死が重要なモチーフになっている。

すなわち惨死した妾が聞の神となり降神されて人々の生にかかわっているのである。ここのところが花子さんとオーバーラップして、ルーツではないかと噂されるのだろう。

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